大館市で柿の木・栗の木を伐採したい方へ。費用相場や補助金を紹介

「庭の柿や栗の木を放置していると、近所にクマを引き寄せてしまうのではないか」
「木が高すぎて、枝の伐採ができない」
このようなお悩みを抱えていませんか?
実は、クマを引き寄せる果実の約7割を「柿」が占めており、放置された庭木はクマにとって「餌場」となる可能性が高まります。
ご自宅や近隣の安全を守るためにも、早めの対策がおすすめです。
この記事では、大館市での柿の木・栗の木のクマ対策3選と補助金情報、伐採料金をご紹介します。
大館市では、令和8年度の「大館市ツキノワグマ誘引樹木伐採事業費補助金」の申請案内が掲載されています。最新の受付状況や予算残額は、大館市林政課森林整備係へお問い合わせください(2026年10月時点)。
秋田県のクマの出没件数は13,592件と全国最多
令和7年度、秋田県のツキノワグマ目撃件数は13,592件にのぼり、過去最多となりました。参照:秋田県「ツキノワグマ情報」
大館市でも、2025年度のクマ出没件数は過去最多の1,324件にのぼり、農業被害が39件、人身事故が7件発生しました。参照:広報おおだて2026年5月号
クマが人の生活圏に出没する要因はさまざまありますが、大きな要因として挙げられるのが、柿の木や栗の木などの実がなる木です。
クマを引き寄せる果実は「柿」が71%と断トツ
クマを引き寄せている果実は何か。クマの出没831件を集計した結果が、環境省の会議資料に載っています。
クマを引き寄せている果実は、柿が71%と断トツです(甘柿・渋柿を含む)。栗が7%、梨が3%と続きます。
庭に柿や栗の木があるご家庭は気をつけたいですね。
餌場として覚えたクマは出没を繰り返す可能性もある
柿や栗の木で最も避けたいことは、クマがその場所を「餌場」として覚えてしまうことです。
環境省の「クマ類出没対応マニュアル 改定版」には、次のことが記載されています。
カキやクリなどの果実は可食部分が多く、また、一つ一つの木に大量の実をつけるため、クマ類が好んで採食します。
人の生活圏には、クマ類の食物となるものがたくさんあり、クマ類への非意図的な餌付けを引き起こします。人の生活圏で効率よく食物を確保できることを学習した個体は、その食物に執着し、出没を繰り返すことになります。
つまり、実のなる木をクマに食べられる状況が続くと、その場所を餌場として学習し、再び出没する可能性があります。
そうならないためにも、実が残ったままの柿や栗の木を放置しないようにしましょう。※梨やクルミなど、ほかの実がなる木も同様です。
家にある柿の木・栗の木のクマ対策【3選】
家の敷地内にある柿の木・栗の木のクマ対策は、次の3つです。
- 熟す前に実を取る
- 木を低くする・剪定する
- 根元から伐採する
1つずつ解説しますね。
クマ対策①:「熟す前に実を取る」
柿や栗の実が熟す前に、すべて取ってしまう方法です。
落ちた実もすべて拾ってください。落ちて腐った実も、クマにとっては餌となります。
木に実がなければ、クマが寄ってくる可能性を減らせます。
ただし、3つの中で最も手間がかかる方法です。高い木であれば、脚立に登る作業が毎年続くことになります。
継続して管理できる方向けの対策です。
クマ対策②:「木を低くする・剪定する」
手の届く高さまで木を低くして、枝を減らす方法です。
実が取りやすくなり、実の量そのものも減ります。毎年の管理を続けられる方向けです。
ただし、木を低くして剪定しても実はつきます。クマを引き寄せる可能性は残るため、注意が必要です。
クマ対策③:「根元から伐採する」
根元から切れば毎年の実の管理が不要になるため、クマ対策を継続する負担を減らしたい場合には有力な選択肢です。
切り株から芽が出たら、早めに折ってください。放置すると、再び木へ成長します。
※切り株を根ごと引き抜いて処分する「抜根」を行えば、芽が出る心配がなくなります。
ただし、大きく育った柿や栗の木を自分で伐採するのは危険です。
伐採から木の処分まですべてを行うのは難しいため、伐採業者に依頼するのが一般的です。
危険な作業は伐採業者に依頼するのがおすすめ
木を低くするときや根元から伐採するときは、業者に依頼したほうが安全です。
柿の木は枝が折れやすいとされ、昔から「柿の木から落ちると3年」という言い伝えもあるほどです。
よほど背が低く細い木であれば問題ないかもしれませんが、少しでも危険を感じる場合は、ご自身で伐採しないようにしてください。
周囲の建物や環境への影響を最小限に抑えるためにも、伐採経験が豊富な業者への依頼をおすすめします。
ガーデンサポートあらかわの栗の木伐採事例
ガーデンサポートあらかわが柿の木や栗の木を伐採・処分した事例をご紹介します。
【栗の木伐採】クマ対策と生活の安全確保のため建物の近接樹を牽引伐採・撤去
近隣へのクマ出没に伴い、ご自宅敷地内にある栗の木の管理についてご相談をいただきました。
栗の木の伐採前

栗の木の伐採後

【抱えていたお悩み・課題】
- クマ対策: 前年度に敷地内の栗の木の実をクマが食べており、近隣住民の方々が強い不安を感じていた。
- 生活の安心: クマを引き寄せる原因となっている木を根本から取り除き、地域全体の不安を解消したい。
- 費用面の負担: 自治体の補助金制度を有効活用し、適正なコストで計画的に作業を進めたい。
【対応と結果】
自治体への補助金申請を行い、採択を受けた上で安全第一の伐採作業を実施しました。
対象の栗の木は建物の至近距離に位置しており、倒木時の建物損傷リスクが高かったため、事前に枝を払って重心を調整。
チルホール(手動牽引装置)を用いて、栗の木を安全な方向へ誘導しながら、慎重に伐採を完了しています。
クマの誘引源となっていた実のなる木を撤去したことでリスクを低減できました。
秋田県内のほかの地域の伐採事例
大館市以外でも、秋田市など秋田県内で柿の木や栗の木の伐採を行っています。クマを寄せないための対策や伐採費用は、こちらのページでまとめて紹介しています。
通常の伐採では難しい「特殊伐採」にも対応

ガーデンサポートあらかわは、特殊伐採に対応しています。
特殊伐採とは、通常の伐採では対応できないような危険な状況や難しい環境で行われる、専門的な伐採方法です。
- 建物や電線に近い樹木の伐採
- 狭くて重機が入れない場所での伐採
- 先端部分を切り落とす部分伐採
- 枝の切り落とし
- 広葉樹の剪定
上記以外にも、一般的な伐採では対応が難しい状況で、周囲の建物や環境への影響を最小限に抑えながら木の伐採・処理まで行います。
他社で難しいと断られた伐採でも、お気軽にお問い合わせください。
伐採の基本費用
伐採の費用は、樹種ではなく木の高さを基準に設定しています。柿の木や栗の木も同じ費用です。
ただし、作業現場の環境や木の状態によって追加費用が発生する場合があります。

| 木の高さ | 伐採(1本・税別) |
|---|---|
| 3m未満 | 10,000円 |
| 3〜5m | 20,000円 |
| 5m以上 | 30,000円〜 |
※金額はすべて税別です。
- 秋田県内のお見積もりは無料です。
- 伐採した樹木1本あたりの料金を表示しています。
- 作業現場の環境によって追加料金が発生する場合があります。
柿の木・栗の木の伐採に使える大館市の補助金
大館市では、ツキノワグマによる人身事故を防ぐため、「大館市ツキノワグマ誘引樹木伐採事業費補助金」を実施しています。
補助を受けるには、専門業者へ依頼し、樹木を根元から伐採する必要があります。
※搬出費・処分費や、ご自身で伐採した場合の費用は補助対象外です。
対象となる樹木や場所、補助金額、申請方法は次のとおりです。
●補助対象となる樹木
- 栗の木
- 柿の木
- その他、大館市が伐採を必要と認める誘引樹木
対象になるか分からない樹木については、申請前に大館市へご確認ください。
●補助対象者
- 対象となる樹木の所有者
- 所有者の同意を得て樹木を管理している個人または団体
- 2026年4月1日以降に対象となる樹木を伐採した個人または団体
申請者と樹木の所有者が異なる場合は、所有者の同意が必要です。
●補助金の対象となる範囲
- 住宅地の周辺にある樹木
- 通学路など、日常的に利用されている道路沿いにある樹木
●補助対象となる費用
- 専門業者へ支払う樹木の伐採費用
次の費用や作業は対象外です。
- 伐採した木の搬出費
- 伐採した木の処分費
- ご自身で行った伐採作業
●補助金額
補助対象となる費用の3分の2が補助されます。1,000円未満は切り捨てです。
- 1〜2本を伐採する場合:上限5万円
- 3本以上を伐採する場合:上限7万円
●申請方法
補助金を利用する場合は、原則として樹木を伐採する前に事前申し込みを行います。
事前申し込みでは、主に次の書類を提出します。
- 事前申込書
- 事業計画書
- 伐採場所が分かる位置図
- 樹木の全景と本数が分かる写真
- 所有者の同意書
- 専門業者の見積書
伐採後は、交付申請書兼実績報告書、収支報告書、領収書の写し、伐採後の全景や切り株の本数が分かる写真などを提出します。
すでに伐採した場合の必要書類も公式ページに記載されていますが、補助対象になるかどうかは大館市へ事前にご確認ください。
●申請・問い合わせ先
大館市産業部林政課 森林整備係
電話:0186-43-7147
ファクス:0186-49-3133
メール:sinrin@city.odate.lg.jp
参照:大館市「ツキノワグマ誘引樹木伐採事業費補助金」
※2026年9月1日時点で、令和8年度の申請案内が掲載されています。受付状況や予算残額は変わる可能性があるため、伐採や契約の前に大館市産業部林政課森林整備係へお問い合わせください。
ご依頼の流れ

実際にお庭にお伺いし、木の状態や周囲の環境を確認します。
秋田県内のお見積もりは無料です。

現地調査をもとに、作業内容と金額をご提示します。
内容にご納得いただいてからのご契約となります。作業日はご都合に合わせて調整します。
※繁忙期は、施工まで2〜3ヶ月お待ちいただく場合があります。お急ぎの方は早めのご相談をおすすめします。

安全を最優先に、伐採・剪定・草刈りなどの作業を行います。
ご近所への配慮や、お庭まわりの養生もお任せください。

仕上がりをご確認いただいて、作業完了です。切った木や枝の処分まで対応します。
お支払い方法は、お見積もり時にご案内します。
秋田県外にお住まいの方からのご依頼も承っております
秋田にご実家があり、いまは遠方にお住まいになっている方からのご依頼をいただき、木の伐採・処理まで行った実績もございます。※東京都や神奈川県、埼玉県、静岡県など。
遠方からでも安心してお任せいただけるよう、丁寧にお話を聞かせていただき、お見積りから行わせていただきます。
お気軽にお問い合わせからご連絡ください。
よくある質問
柿の木を切ると縁起が悪いと聞きましたが大丈夫でしょうか?
心配になるお気持ちは分かりますが、これは言い伝えであり、根拠を示す資料はありません。
私たちは、縁起ではなく「実を利用するか」「今後も管理する人がいるか」を伺ったうえでご提案しています。
大館市も、ツキノワグマによる人身事故を防ぐため、住宅地周辺にある栗や柿などの誘引樹木を伐採する費用の一部を補助しています。
柿の木の伐採はいつ頃がよいですか。実がなっている時期でもできますか?
対応できます。伐採は基本的に年間を通して可能です。
ただし、クマ対策が目的であれば、実が熟してクマに食べられる前に伐採することで、果実による誘引を防ぎやすくなります。
冬の期間でも伐採できますので、時期はご相談ください。
思い出の木なので、根元から伐採したくありません
木を低くしたり、剪定して枝を減らしたりする方法もあります。
ただし、その場合は実をこまめに収穫し、地面へ落ちた実も残さず片づける必要があります。
木を低くする作業は私たちが行い、毎年の収穫はご家族で行うといった分担も可能です。木の状態を確認しながら、一緒に方法を決めましょう。
なお、大館市の補助金を利用する場合は、対象樹木を根元から伐採することが条件です。



コメント